Upsala-Ekeby Arnica 飾り皿/灰皿/長皿
Upsala-Ekeby Arnica 飾り皿/灰皿/長皿
力強く花と蝶が描かれた、スウェーデン、Upsala-Ekeby社の大きく、ずっしりと重い陶器のお皿です。 デザインは、スウェーデン国内でも熱狂的なコレクターを持つ、Mari Simmulson(マリ・シムルソン)です。シムルソンらしい強い色を使い、大胆なタッチで描かれています。飾りとして、あるいは小物を入れる器としてどうぞ。
このシリーズは1954年から67年まで様々なデコレートで作られました。あまり見つからない珍しいアイテムです。左の下の角に8mm程の浅い欠け、あるいは製造時の凹みがあります。全体的にラフな仕上げですので、目立ちません。それ以外は目につくダメージはありません。
バックスタンプに「4158」の品番があります。Simmulsonは1949年よりUpsala-Ekeby社で働き始めました。1950年代、Upsala-Ekeby社はそれぞれのデザイナーに1000番単位の製造番号を与えましたが、Mariの番号は4000番台。ですので4000番に近いほど初期の作品となります。
Mari Simmulson (1911-2000)
当時ソ連、現ロシアのペテルスブルクでエストニア人の両親の元で誕生(当時エストニアはソ連に占領)。エストニア、タリンのアートスクールで陶芸の勉強をした後、1930年代にフィンランドArabia社で実践を積み、また指導者としても活躍後、第二次世界大戦中にスウェーデンへ亡命。すぐにGustavsberg社で職を得る。1940年代後半に展示会で注目され、1949年Upsala-Ekeby社に迎えられる。カラフルな彼女の作品は人気を得、Upsala-Ekeby社でもすぐに重要なデザイナーとなった。数多くのオリジナル作品を作成したが、1972年同社の業績不振と閉鎖に伴い、同社における最後のアーティストの一人となった。
Upsala-Ekeby社 (1886-1973)
1886年に、当初はタイルとレンガのメーカーとして誕生。20世紀に入ると、次々と同業社を吸収、合併してUEグループとして大きくなりました。 1960年代から経営が悪化し1973年に閉鎖します。その後、工場は1980年代まで運営されますが、それもやがて閉鎖。その際、同グループとなっていた、Rorstrand(ロールストランド)はFinnish Warsilaに、Kosta Boda(コスタボダ)はOrrefors(オレフォス)へと渡りました。
商品情報
メーカー名 | Upsala-Ekeby |
商品名 | Arnica 飾り皿/灰皿/長皿 |
サイズ(cm) | 17.5 x 27 x H4.5 |
製造年代 | 1950年代-1960年代 |
デコレートデザイン | Mari Simmulson |
お買い求めにあたってのご注意
この商品は実際に使用されていた、ユーズド品です。したがいまして、どうしても使用に伴う損傷がございます。目立つような傷や汚れは商品説明欄にてできるだけご説明しますが、特に明記されていなくても小さな傷や汚れがあることもあります。ご了承ください。
当店の輸入食器類は、食品衛生法による「装飾用」としての販売になりますので食品には使用しないで下さい。