器の名称について

食器の種類と用途

洋食器の種類と用途は、メーカー、ブランドによって異なります。また、呼び名も同じサイズでも異なる場合もありますが、ここではフクヤで使っている名称とサイズをご紹介します。

サービスプレート 直径30cm前後

正式な場では座席の位置を教えるためのプレートです。実際に使うことは無く、お料理を出すときに、片付けるか、ディナープレートを重ねて使います。家庭では大きなお肉を塊で盛っても、お料理をまとめて盛り付けても良いですね。北欧でお邪魔したお宅では、キャンドルホルダーを沢山並べて食卓の中央に置いていたのが素敵でした。

ディナープレート 直径23cm - 27cm

主菜用に使うお皿で、一品料理と付け合せを盛り付けるために使います。レストランでは大きなサイズを使いますが、一般家庭用としては23cm程度が適当でしょう。このサイズは主菜だけでなく、前菜用にも使えます。ミート皿と呼ぶこともあります。

デザートプレート 直径20cm - 22cm

デザートやサラダ用のお皿です。そのため、サラダプレートと呼ぶこともあります。もちろん前菜にも、パンにも使えますし、フルーツを盛るのにもちょうどいいサイズです。使用範囲の広いサイズですから、最初の1枚を何にするか迷ったときは、このデザートプレートサイズが良いでしょう。

ケーキプレート 直径17cm - 19cm

カットしたケーキを載せるために使うサイズです。特に最近のケーキは小さいので、デザートプレートでは大きいという場合に良いでしょう。日本の食卓なら、取り分け皿としても使えるサイズですね。パン用にもどうぞ。

ブレックファストプレート 直径14cm - 16cm

パン用に使うお皿です。ブレッド&バタープレートと呼ぶメーカーもあります。小さめのケーキ皿としても使えますし、16cmのものなら、前菜や付け合せ用にも良いでしょう。もちろん取り分け皿としてもどうぞ。

コーヒーカップ

コーヒー用のカップです。香りを逃さないために細く出来ているのが特徴です。北欧では縁までの満水で150cc、実用的には120ccの容量が一般的です。

デミタスカップ

食後のコーヒーや、エスプレッソを飲むためのカップで、容量は100cc未満です。フィンランドではモカカップと呼びます。

ティーカップ

紅茶を飲むためのカップで、色を楽しむため口が広がっているのが特徴です。やや小さめのティーカップを選ぶと、コーヒーカップと兼用で使えます。

モーニングカップ

朝食のときにたっぷりとカフェオレやココアを飲むためのカップです。容量が大きく、沢山入るので、スープにも使えます。

マグ

ソーサーの無い日常使いのカジュアルなカップです。ミルクを沢山入れて、紅茶やコーヒーに。スープにも使えます。いくつか持って気分によって変えてみてもいいですね。日本ではマグカップと「カップ」を付けて呼ぶ事が多いのですが、英語の呼称は「マグ」です。

コーヒーポット

縦長のフォルムをしているのがコーヒーポットです。北欧では伝統的な『沸かしコーヒー』を作るために直火に掛けられる琺瑯製が多く作られました。1つだけなら無地のものを選ぶと、どんなカップにも合わせられるでしょう。コーヒーは香りが強いので、ティー用とは別にお持ちになるのをお勧めします。

ティーポット

ポットの中で対流が起こり、茶葉が回転しやすいように丸く背の低い形をしています。これもカップと同じ柄なら言うことはありませんが、1つだけなら無地のものを選ぶと、どんなカップにも合わせられるでしょう。