Upsala-Ekeby Lilette 花瓶
Upsala-Ekeby Lilette 花瓶
スウェーデン、Upsala-Ekeby(ウプサラエケビィ)の美しい花瓶、Lilette(リレッテ)です。 デザインは、スウェーデン国内でも熱狂的なコレクターを持つ、Mari Simmulson(マリ・シムルソン)です。シムルソンの特徴的なタッチで、女性と小鳥の姿が浮き出されています。濃いワインレッドと、ピンクかかったパープルの組み合わせに、内側のターコイズブルーとの対比がとても美しいです。
小鳥の上に3mm程の小さな釉薬の剥がれはありますが、気になる程度ではありません。それ以外は使用感の無い良い状態です。
バックスタンプに「4485」の品番があります。Simmulsonは1949年よりUpsala-Ekeby社で働き始めました。1950年代、Upsala-Ekeby社はそれぞれのデザイナーに1000番単位の製造番号を与えましたが、Mariの番号は4000番台。ですので4000番に近いほど初期の作品となります。
Mari Simmulson (1911-2000)
当時ソ連、現ロシアのペテルスブルクでエストニア人の両親の元で誕生(当時エストニアはソ連に占領)。エストニア、タリンのアートスクールで陶芸の勉強をした後、1930年代にフィンランドArabia社で実践を積み、また指導者としても活躍後、第二次世界大戦中にスウェーデンへ亡命。すぐにGustavsberg社で職を得る。1940年代後半に展示会で注目され、1949年Upsala-Ekeby社に迎えられる。カラフルな彼女の作品は人気を得、Upsala-Ekeby社でもすぐに重要なデザイナーとなった。数多くのオリジナル作品を作成したが、1972年同社の業績不振と閉鎖に伴い、同社における最後のアーティストの一人となった。
Upsala-Ekeby社 (1886-1973)
1886年に、当初はタイルとレンガのメーカーとして誕生。20世紀に入ると、次々と同業社を吸収、合併してUEグループとして大きくなりました。 1960年代から経営が悪化し1973年に閉鎖します。その後、工場は1980年代まで運営されますが、それもやがて閉鎖。その際、同グループとなっていた、Rorstrand(ロールストランド)はFinnish Warsilaに、Kosta Boda(コスタボダ)はOrrefors(オレフォス)へと渡りました。
商品情報
メーカー名 | Upsala-Ekeby |
商品名 | Lilette 花瓶 |
サイズ(cm) | Φ7.8 x H26.5 |
製造年代 | 1960年-1961年 |
デコレートデザイン | Mari Simmulson |
お買い求めにあたってのご注意
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