Riihimaen Lasi

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Riihimäen Lasi Oy(リーヒマエンラシ/リーヒマキガラス)は1910年にAatu Paavo Kolehmaisenによって、フィンランドに設立されたガラスメーカー。設立後、数年のうちに大変知られたメーカーとなり、国内外の数々の賞を受けるほどまで成長。やがてアートグラス以外にも工業用ガラス、家庭用ガラスの生産も手がける。1920年代から1960年代の間には他社を吸収合併し、技術革新や才能あるデザイナーにも恵まれ、フィンランド最大のガラスメーカーとなる。
ところが、1970年代に海外から安価な製品が多く輸入され、1960年代から日常使い用ガラスの生産に重点を置いていた Riihimäenは市場に打撃を受ける。更にオイルショックが重なり、ついに1976年にアートグラスの製造を終えることになった。リーヒマエン・ラシの経営陣が親族主体であり、イッタラを代表した他のメーカーが、プロフェッショナルな経営陣により、Kaj Franck(カイ・フランク)やTapio Wirkkala(タピオ・ヴィルカラ)などを擁し、アート性で差別化を図ることに活路を見出したのに対して、遅れを取ったこの経営判断の結果、ついに1990年に製造を終了。

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